なぜ運動を継続しなくてはならないのでしょうか?
適度な運動をする習慣がある方は、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、がんなどの罹患率や死亡率が低いことが認められています。
また、高齢者は軽い運動によって寝たきりを予防する効果も期待できます。
適度な運動をしなくなることで、以下の悪影響が懸念されます。


脂肪の蓄積が原因となり、生活習慣病になるリスクが高まります。

筋力低下やバランス能力の低下によって、骨折や転倒リスクが増えます。

リンパや血液の流れが悪くなり、肩こり・腰痛・膝痛、冷え症になりやすくなります。

免疫力が低下して風邪などの疾病にかかりやすくなります。

心肺機能の低下によって疲れやすい体質になりやすくなります。

モチベーションが保たれなくなり、閉じこもりがちになることで認知機能が低下します。

ストレスを発散できる機会が減ることで、不定愁訴や鬱状態になりやすくなります。

近年、医療が急速に進歩し、寿命が大きく延びています。人生80歳時代から100歳時代へと突入してきました。
仮に100歳まで生きられるとした場合、特に運動もせず、食事にも気配りしない生活を続けていたら、80歳で継続的な医療や介護のお世話になるかもしれません。
正しい食生活と適度な運動によって、病気やケガもせずに元気で活き活きと100歳まで生きられる可能性もあります。
正しい食生活と適度な運動は、身体的・精神的健康の両面において非常に効果があります。
しかし、運動が良いということが頭ではわかっていても、継続することができない方が非常に多いと思われます。
自分の健康のために、どうすれば運動を継続することができるのでしょうか?
継続できない方の特徴として、「すぐに結果を求める」ということが挙げられます。
運動したからといって、すぐに筋肉がつくわけではありません。
ストレッチをしたからといって、いきなり180度の開脚ができるわけではありません。

人間にはホメオスタシス(恒常性)という機能が備わっています。体の状態を一定に保とうとする働きのことです。
例えば、ダイエットをしている場合、体が急激な体重の変化を拒み元の状態に戻ろうとします。
普段から運動習慣のない人が、いきなり運動を始めると、体が慣れる前に「ホメオスタシス(恒常性)」が働くわけです。
つまり、人間は変化を嫌う生き物ということを認識しておくことが重要です。
「どうせ続かない」と諦めてしまったり、自分を責めることは止めましょう。とにかく「習慣」になるまで無理をしないで続ければいいのです。
どうすれば続けられるのでしょうか?
ゴールとしている目標が大きくありませんか?
大きな目標を持つことは大切です。
しかし、その目標が大きすぎて途中で挫折してしまう方が非常に多いと思われます。
目先の小さな目標を決めて、少しずつ大きな目標に向かっていけばいいのです。
運動習慣のない人にとって、ひとりで運動を継続することは、なかなか難しいかもしれません。運動習慣を身につけるために、自分と同じ目的や目標を持っている同世代の仲間と一緒に運動をすることで、体を動かす楽しみを共感することも得策ではないでしょうか。
また、日々変わっていく健康状態を把握し、気軽に相談できる環境も必要です。
同じ目的を持つ仲間や専門のトレーナーと一緒に、いつまでも元気に人生を楽しむために正しい運動習慣を身につけましょう。
姿勢改善ピラティスタイムの健康体操教室では、定期的に無理なく体を動かせるレッスンを提供しております。
1週間のスケジュールが決まっていますので、初めは「週に1回必ず参加する」という目標でもいいでしょう。
自分のペースで継続してみてください。やがて、それが習慣となり、「健康」という大きな財産となるでしょう。また、自信がつき「心の健康」も自然に手に入れることができるでしょう。
明るい未来に向かって一歩を踏み出しませんか。
