未来が明るくなるパーソナルトレーニング
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千葉県館山市にある大福寺には、崖造りの観音堂があり、「崖観音」として知られています。パワースポットとして知られておりますが、広大な海を眼下に見ることができる絶景スポットです。
大福寺は、真言宗智山派の寺院です。真言宗の開祖は、弘法大師(空海) 様です。
「嫉妬の心は彼岸(ひが)より生ず。平等を得ればすなわち嫉妬を離る。」
弘法大師(空海)
嫉妬が起こるのは、自分と他人を別々の存在だと思う心からであって、自他ともに平等であると思えば、嫉妬は消え失せます。
人間は欲望の塊です。人と同じでなければならない。いやそれ以上にならないという気持ちが嫉妬を生みます。他人と自分を比較して人より劣っていると、劣等感を抱き、嫉妬につながっていきます。弘法大師(空海) 様のお言葉のように、「自他ともに平等である」という考え方を常に心がけることが大切です。
「ドキュメント72時間」というNHKの番組を見ていると、人それぞれに深刻な悩みや苦しみがあると実感できます。幸せそうにしている家族にも、人には言えない深刻な悩みや苦しみがあります。
みんな一緒です。平等です。
他人が羨ましく見えるのは、「人と違う」と認識してしまう自己欲の高さから生まれます。
しかしながら、いつも自分と他人を比較してしまい、落ち込み・悩むことは、元来人間の本性だと思います。
なぜ、弘法大師(空海) 様が、嫉妬についてあえて諭したのでしょうか?
弘法大師(空海) 様が生きていた時代は、平安時代初期頃です。つまり、昔から人間には、嫉妬が根付いていて、嫉妬をしてしまう自分に悩んでいる人が多かったと思われます。妬み・嫉み・嫉妬のすべてが、人間であれば誰でも普通に備わっているある本性です。だから、人を羨む嫉妬に対して自分が落ち込んで悩むことはありません。また、人と比較して人を羨み、自分に劣等感を抱き、悩む必要もありません。
他人が幸せそうに見えるなら、自分も幸せであると思ってください。人は、他人と比較して劣等感を抱いているあなたをとても羨ましく思っているかもしれません。
私は孤独で寂しいと言える人は、それを聞いてくれる人が必ず周りにいます。家族でなくても会話ができる人がいること、会話しなくても近くに誰かいることは、本当に贅沢なことです。
そうです。あなたは、とても幸せです。目の前にある幸せに気づいてください。
それでも、根強いマイナスの心は、自分と他人を比較し嫉妬して、さらに落ち込みます。どうしても自分と他人を比較して人を羨ましく思う気持ちが抜けないのなら、他人と比較するのではなくて昨日の自分と今の自分を比較してください。昨日より少しでも嫉妬心が少なくなっていき、人に感謝する気持ちが出てくるように心の修行をしてください。
「知らず自心の天・獄たることを、あに悟らんや唯心の禍災を除くことを」
弘法大師(空海)
この世で起きた困難や苦しみ・喜び・幸せは、初めから無いことと同じことであり、すべては自分の心が決めていると言うお言葉です。
自分が、嫉妬心をどう捉えるかで、醜い人間の本性剥き出しの不幸な人生を歩むか、それとも「自他ともに平等である」という考え方を心に置いて人に感謝して生きるかは、すべてあなたの気持ち次第です。
他人が幸せそうに見えるなら、自分も幸せであると思えるようになれば、心が豊かになり、嫉妬心も消え失せ、幸せな人生を歩むことができます。
心の持ち方で人生が変わります。
この世は魂の修行の場です。存在するのかわからない「あの世」を恐れるのではなく、今生きている「この世(この世界)」で自分がいかに心を高めることができるか日々修行しなくてはなりません。
修行というのは、山に籠って滝に打たれる修行ではありません。山に籠って滝に打たれて悟りを開いたと自分で自覚しても、人を見下し、人に感謝できない修行ならしない方がましです。
人間であれば、心がマイナスになってしまったり、プラスになったりすることが度々あります。いかに、プラスに変えていけるか。プラスの時間を長く保てるか。人に感謝して楽しく生きられるか。
あなたは、幸せを感じながら感謝の気持ちをもって過ごしていますか?
自分の未来は自分の心の持ち方にあります。
さあ、明るい未来の自分に向かって私と一緒に新しい一歩を踏み出しませんか。